新潟県といえば、以前は雪深く、遥か昔のことではありますが、アクセスが良いとは言いにくい印象でした。それが、新幹線の登場で、東京からぐっと近く、また土地柄、新潟のお米のコシヒカリや、燕の洋食器など東京にもアクセスが良い物づくりの町として、成長したように感じます。
この大きなきっかけになったのが、新幹線ですが、その登場前から、やはり鉄道は、新潟県にとって重要な経済発展のためのツールでした。
少し歴史を紐解くと、明治30年(1897)11月20日に北越鉄道会社 沼垂~一ノ木戸間が開通したことから鉄道と新潟の密接な関係が始まります。今は「鉄道のまち新津」とまで言われるようになりました。
この鉄道と新潟県の密接な関係について、新潟市では、新津鉄道資料館を運営しています。
埼玉の鉄道博物館や、都内にある地下鉄博物館などが有名ですが、こちらの新津鉄道資料館も、なかなかの設備です。
特に、国鉄時代の特急形電車を代表する形式の485系電車は、懐かしい!の一言です。1968年(昭和43)から1979年(昭和54)にかけて在来線の交直流すべての電化区間で走ることができる特急用電車車両として製造された車体は、全国で活躍しました。新潟周辺では「白鳥」「雷鳥」「いなほ」「北越」などの電車特急や、快速「ムーンライトえちご」「くびき野」などで見かけた方も多いでしょう。

いなほと書かれた特急の姿を見ると、昔のワクワクした旅行気分を思い出しますよね。
新潟においでの際は、立ち寄られたらどうでしょうか。