南国イメージの沖縄ですが、夏冬問わず蜂の繁殖ができることから、日本で一位の養蜂県となっています。
ご存じの通り、養蜂は、女王バチ一匹を中心とした蜂の集団を育てることになるわけですが、その女王バチは輸入に頼っていて、オーストラリアでした。ところが、2017年に病原体が日本に入ることを防ぐ目的で、輸入がストップ。温暖な沖縄の養蜂農家さんが一気に参入したという背景があります。
ちなみに、この病原体「新型ノゼマ微胞子虫 Nosema ceranae」と呼ばれるもので、CCD(Colony Collapse Disorder=ミツバチ群崩壊現象)の原因とも言われています。
養蜂は、ミツバチを育てるわけですから、近隣の農業や自然に大きな恩恵をもたらすことがわかっています。東京においても銀座の真ん中で養蜂では、皇居や新宿御苑までミツバチが飛んで行っていると言われており、広範囲な地域にプラスの影響をあたえています。
現在、沖縄県の養蜂農家さんは、196人。全国への出荷を増やしています。県などの助成もあることから、今後も増加していくことが予想されます。
近い将来、蜂蜜の本場は、沖縄ですよね、という時代がくるかもしれないですね。